これまでに登場したアポロンウインドウについて考える -友情パワーの正体もアポロンウインドウである-

案の定牛君がやられてザ・ワンの軍門に下った後ようやくバベルの塔からの景色が拝めたわけですが、これがなんとアポロンウインドウという事で大変驚きまた喜んでおります。
ネプチューンマンとしてはあんなものは見た事も聞いた事も無いし見当もつかないとのことですが、ネプは完璧超人としては経験がある方ではないので、ネプキンやサイコマンなら何か知っていたかもしれません。
つまりこれはネプキン復活させるしかないですね。

さてアポロンウインドウは元々サイコマンが「様々な生命にあふれる地球」の特異性の調査の結果発見したもので

そこから得られたエネルギーはマグネットパワーと呼ばれ、「地球そのものが持つ超人パワーのようなもの」と解釈されていました。

一般にマグネットパワーは磁力を操って超常現象を起こす能力であり、アポロンウインドウによってマグネットパワー自体が供給される事で使用可能になると思われがちですが、
2000万パワーズ戦のミッショネルズが自前なりネプチューンマスクのエネルギーなりで発動していた事や、キン肉マンが自前の火事場のクソ力で発動していた事を考えるに、実態としては磁気を帯びた身体さえあればマグネットパワー自体は普通に超人パワーだけで発動可能であり、

従来のアポロンウインドウの本質は地球から超人パワー(より厳密に言うと超人パワーとして精製される手前の生命エネルギー*1)の供給を受けられる事にあると言えます。
超人レスリングの試合ではサイコマンの系譜のマグネットパワー術者が付近のアポロンウインドウと接続する事で試合中に超人パワーの供給を受けていましたが、
試合外でも超人墓場では禁断の石臼を利用する事で死亡超人が術の習得如何にかかわらず自らを蘇らせるための生命の玉を得る(同時に超人墓場を維持するためのエネルギーを抽出する)と言った事が行われており、
要はアポロンウインドウ自体は適切な刺激・条件さえあれば動作する性質のものなのでしょう。

また今回空に現れたアポロンウインドウは周囲のパワーを吸い上げようとする「逆アポロンウインドウ」とでも言うべき代物でしたが、あれも我々は既に見た事がありそうです。
 
ミッショネルズの身体に浮かび上がっていた鍵穴型のアザもまたアポロンウインドウと呼ばれていた事を考えると、
あれはまさに地上側のアポロンウインドウから放出されるエネルギーを得るための吸収版アポロンウインドウなのではないでしょうか。

オメガの星に禁断の石臼が持ち帰られていた事を考えるに、アポロンウインドウの生成は地球近辺限定という訳ですらなさそうであり、
星に限らず超人の身体や果ては虚空などどこにでも作る事ができ、適切な刺激に対してエネルギーを吸ったり吐いたりするものなのではないかなと思います。
ただそのエネルギーは有限で、吐いた分が戻ってこなければ今度はそれを補うために周囲のエネルギーを吸い始める…とか。


ひょっとすると、本質的には全ての超人にアポロンウインドウは備わっており、例えば仲間からの友情パワーによって超人強度が増す時、見えないアポロンウインドウを通して他の超人から超人パワーの供給を受けていたのかもしれません。

おわり。

*1:術者が自前で精製する